ある衝撃的な質問
こんにちは😃
御前崎市にあるアロマとクレイのお店
アロマセラピーサロンmieux
セラピスト光代です。
知り合いの方からの質問に
ちょっとまったー
って思った事があったので書いていこうと
思います。
知り合い「ある友人から勧められて、
ペパーミントの精油を水に垂らして
飲んでたの、ペパーミントも
割と値段するから最近は薄荷の精油も
似てるからそっちを飲んでいて、
夏で暑いからスーッとして良いんだよね。
でも最近良いのかな？って思って
いるんだけど、飲んでて大丈夫？」
だめー👎
です。
もぉ何から話したらいいやら💧
1番危険なパターン満載
最近、良く聞く飲めるから安全
飲めるから高品質💦
ちょいちょいちょい待ってくださいね
いつ事故につながるか心配でなりません。
きっとアロマセラピーの資格を持つ
セラピストさん達皆さんヒヤヒヤの
状態です。
自然のもの＝安全
食品添加物の許可あるから＝安全
化粧品の許可あるから＝安全
高品質＝安全
オーガニック＝安全
ではありません。
精油のリスクを理解して使用して
いきましょう。
まずその方に勧めた人→人に勧めちゃだめです
精油を飲むか飲まないかで言えば
飲む事もありますが、それは海外などで
医師が適切な
処方して適切な飲み方を
します。
もしくはしっかりとした、
相当な知識を持っていて
飲んでいいもの、飲みかた、量なども
わかっていて、そして
自己責任
で、あくまでも急性期症状に対して短期的に
使用するケースもあります。
決して人に勧めちゃダメです。
事故が起きる可能性が高いです。
飲み方もそもそも精油は
水に溶けないです。
水に垂らして飲んだ場合
原液が喉、食道、胃などの粘膜に付着
して荒れます。
そして毎日飲むものではないです。
継続的に精油の内服を行うと
毎日肝臓を使って
高濃度の精油の成分を代謝し続け
肝炎などの重篤な状態になる可能性も
ありますよ。
しかも高濃度で使用しつづけると
感作（アレルギー）を
起こす事も考えられます。
アロマセラピストも精油を
日々仕事で使用してます。
希釈して使用している
セラピストでも
仕事として日々精油が手から吸収されて
アレルギーを発症してしまった人は
少なくありません。
花粉症同様に、知らず知らずに
蓄積されたものが身体にジワジワと
負担をかけてしまうのです。
そしてペパーミントと薄荷の
成分などの違いがわからず
同じだと思ってしまう素人の方に
飲用を勧めてしまう事自体が
恐ろしすぎます。
「食品添加物だから飲める」
「高品質だから飲める」には
注意
食品添加物、化粧品の許可をお金と
一手間かけてとれば「食品添加物だから
飲めます」になります。
でも食品添加物で食品ではありません。
レモンの精油を紅茶に入れるなら
レモンを入れればいいのだし、
ペパーミントの精油を入れるのなら
ペパーミントの葉を水に入れれば
いいのです。
精油とはそれら植物に含まれる
薬理成分を高濃度に集めたものと
言うことを忘れないで下さい。
1キロのラベンダーの精油を作るには
何百キロの花が必要なのです。
食品添加物の認可とは天然の香料として
香りや風味づけの目的で使用するものです。
基本的に使用量の定めは0.001%
500mlのペットボトルの飲料なら
0.005ml。精油の一滴は0.05mlなので
一滴垂らして飲んだら基準の10倍です。
そしてオーガニックという響き
何だかんだおしゃれな響き
これは有機栽培ということ
基本的に名前の知られているメーカー
の精油は残留農薬検査はされています。
これは農薬を使ったということではなく
農薬など使わずに従来農法で作られた
植物でも飛んでくる農薬などが含まれて
いないか検査するものです。
そして有機農法よりも野生で育った
植物の精油の方がより力強い成分を
作り出します。
そして飲用するリスクとして頭に
入れておいてほしいのは、飲用する
場合、毒性もありますよということ。
アロマの勉強で出てくるLD50
半数致死量の勉強。
これは動物などに飲ませた場合、半数以上が
死亡する想定がされる量。
体重が軽いほど少ない量で死亡にいたる
ということは、子どもは大人より少ない利用で影響を受けます。
しかも同じ体重でも体調、体力でも変わります。
そして精油の種類でも変わり、バジルの
精油だと15kgの子どもだと10mlの精油
2本でその値になります。
まぁ刺激が強いのでそんなに一気に
2本も飲めないと思いますが、ただそれよりも
少ない量だとしても、死に至らなくても
何らかの身体のダメージは受けますので
子どもの手の届かない所での管理は
徹底したいところです。
怖い事を沢山書きましたが、色々な魅力的な
言葉に惑わされずキチンとした
使い方をしていれば、生活をこれほど豊かに
してくれて、心身を整える力を
貸してくれる物と思っているので
正しい使い方
をしていきたいですね。
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